| HOME > エル >いぼとり神様・仏様 |
 |
| 皮膚科医である平松洋さんが各地のいぼとり神様と仏様を紹介しています。 |
 |
本のご紹介
「いぼとり神様・仏様」
平松洋 著 出版:羽衣出版
1500円(税込)
2006年12月発売
羽衣出版のページより本をお買い求めできます。
ご自身のサイトでも「いぼとり神様・仏様」を紹介しています。
>> いぼとり神様・仏様サイトへ |
|
| 第7回 |
| いぼ治療に思うA−1 (第50号 2003.7.1発行号より) |
‘98年から’00年の3年間に私の医院を受診したウィルス性いぼの患者さんは721人です。
その内尋常性いぼといわれるタイプのいぼは653人、年間にして200人以上で、毎日新しい患者さんを1人診ている勘定になります。
尋常性いぼは手足にできることが最も多く、魚の目あるいはタコとまちがえられていることがしばしばです。
尋常性いぼは人乳頭腫ウィルスというウィルスが皮膚に住みついた時に出来ます。尋常性いぼは大変面白い皮膚病で、大変治りにくいかと思えば1日で消えてしまったり、一度治っても何度も何度も再発する場合もあります。でも殆どは治ると再発することがありません。
最近は精神神経内分泌免疫学が発達してきました。尋常性いぼのウィルスが皮膚に存在すると局所にサイトカインが出来るそうです。サイトカインを脳の視床下部にある中枢で認識して、そこで作られた化学物質(神経ペプチド)が免疫系に流れます。神経ペプチドを感知した免疫系がいぼウィルスに対する免疫を作り、免疫が作られるといぼが取れます。これがいぼの自然治癒のシステムと考えられます。自然治癒も漫然と起こることは稀で殆どは生活上の心の前向きの変化をきっかけに起こります。結婚、妊娠あるいは出産でいぼが落ちた例を時々経験します。私の自然治癒の経験に次のような例があります。
平成10年12月に患者さんが数日前に左足底に1個の尋常性いぼに気が付いて受診されました。ところが左足にひどい水虫状態があり、先ず水虫を治療することにし水虫のつけ薬を投薬しました。いぼの治療は3週間後から行う約束をしました。約束より遅れて平成11年3月に再診した時いぼは完全に消えていました。水虫のつけ薬がウィルス性いぼに効果はありませんが、いぼを取ろうと受診したことがきっかけで起こった自然治癒と考えることが出来ます。

詳しくは、http://hiramatu-hifuka.com/iboibo/ibozen1.html
・・・次回へ続く・・
(当時の文章そのままに掲載しました) |
| ページの先頭に戻る |
| 第6回 |
| 取材ノート No.2 (第49号 2003.4.1発行号より) |
大鈩滝不動 誓願寺(静岡県静岡市)
私達が住んでいる静岡市に誓願寺はあります。
モリアオガエルの生息地として有名で私も産卵の様子を見に行ったことがあります。
山の中と違って目の前の大木に泡状の卵塊を見ることが出来るのですから壮観ですよ。
5、6月頃ぜひ見に行って下さい。
近くにとろろ汁で有名な丁子屋があります。広重の版画に出てきますよね。
昔の面影を残した大広間で大勢の旅人と「とろろ」を頂くのはとても風情があります。
滝不動は山道の突き当たりに沢山のお地蔵様とともにあります。
子授け、学問、眼病平癒のお願いの絵馬はありましたが、
いぼについての絵馬は今のところなかったように思います。
世の人の塵をば洗う滝の音響く不動の音や慈悲なん・・・
ああ私も洗い落としたい塵の何と多いことでしょうか!
今度来た時<イボが治りますように>・・・と言う絵馬がかかっているかもしれませんね

幻のいぼ地蔵 三森神社(静岡県磐田郡豊岡村)
静岡県磐田郡豊岡村の山奥に三森神社はあります。
静岡新聞社発行の本にはイボ神様と掲載があります。
地元静岡県ですので行ってみることにしました。
愛車ジムニ―ワイドに乗って山奥深く行けども行けども見つかりません。
地図には大まかに載っているのですが・・・・。
住んでいる人も少なくなかなか聞く人に合いません。
一度少し山を下り民家で場所を聞きました。
町からお嫁に来たという方に場所を聞きましたがイボ地蔵があるなんて知りませんとの話。
それでも神社は聞くことが出来、もう一度山の中に引き返しました。
ようやく神社はありましたが、訪れる人もないようです。昔はにぎわったのでしょうか。
確かに山は過疎化の波が押し寄せているようです。でも最近少し様子が変わってきましたよね。
若者が自然回帰に向っています。また林業が盛んになり三森神社が賑わう日が来るかもしれません。
そうなったらまた取材に来ましょう。

詳しくは、http://hiramatu-hifuka.com/iboibo/ibozen1.html
・・・次回へ続く・・
(当時の文章そのままに掲載しました) |
| ページの先頭に戻る |
| 第5回 |
| 取材ノート No.1 (第48号 2003.1.1発行号より) |
夫婦で「いぼとり神様・仏様」取材の旅をしています。神様は水や石、大木であり、石碑もあります。
仏様はほとんどがお地蔵様で野原や古いお寺の境内の片隅にひっそりとあります。
神様と仏様が混在していることも多くおおらかな信仰です。
取材の旅は、私達の長年の疲れを癒す旅にもなっています。
時には歴史の世界に入り込む・・・特に心に残った取材道中記を書きとめてみました。
ふたつのいぼ地蔵 (神奈川県山北町道祖神)
<始めての取材>
田沢湖畔から山を登っていぼ神様を取材に行くことにしました。
ひとやま越えて隧道の上にでましたが目指すいぼ神様らしきものはありません。
更にまた山を登ってどんどん進んで行きました。
こんなに歩くのではインターネットで紹介できないと思い諦めて引き返し、
ふと振り返ると可愛い石が三つ隧道の真上にあります。藪の中にひっそりとある石です。
見つけたよ!と二人で喜びました。真ん中の石に縄が縛り付けてあるのです。
これがなかったらいぼ神様とは分かりません。
夕暮になっていましたが生い茂った雑草を手で除けながら写真を撮りました。
家に帰って早速山北町のいぼ神様として取材記を載せました。
ところがホームページを見た山北町の方からいぼ神様とは違うという連絡をもらい
あわてて取材記を引っ込めました。
神様を間違っては大変です!
<二度目の取材>
先日の取材場所のすぐ近くですが山の反対側が今度の取材場所です。
ここも聞いた通りに行った積もりですが道が分からなくて何回も往復し、一度は前の石の所に出てしまいました。もう一度
始めの地点に戻り上を眺めると二本のケヤキの木の間にひっそりとい
ぼ地蔵があります。
60pぐらいの高さの石碑の道祖神です。縄はかかっていませんでした。
二度目の取材の後、神奈川県観光協会から山北町の史跡のコピーが郵送されて来ました。
それによりますとこの道祖神も先の三つの石もいぼ神様でした。石に可愛い神様が彫ってあるとのこと。
何と夕暮のためと歩き回った後の疲れでホッとし私達は裏側から神様を見ていたのです。
これでは神様に失礼です。と言うわけでまたまた山北町へ行くことにしました。
<三度目の取材>
暑かった夏も過ぎ、そろそろ初秋です。ススキの穂が風になびき太陽の光を浴びて輝いています。
何回も来ているうちに季節も変わりました。
道はすぐ分かりますし、いぼ神様もだんだん可愛く親しくなってきました。
道祖神は昔、街道沿いに旅人のためにあったわけですから、何回も街道を通っているうちに人々の心の内に入り込んでいったのでしょう。
努力の甲斐あってこんなに可愛い道祖神にあう事ができました。
いぼ神様の石碑を荒縄で縛って「いぼを落としてくれないと縄を外してあげないぞ」といぼ地蔵を脅迫すると
いぼがとれるといいます。
可愛い神様を縛るのですから皆一生懸命祈り早くいぼもとれたのではないでしょうか。
皆様はどの神様においのりしますか!

詳しくは、http://hiramatu-hifuka.com/iboibo/ibozen1.html
・・・次回へ続く・・
(当時の文章そのままに掲載しました) |
| ページの先頭に戻る |
| 第4回 |
| トム・ソーヤーとイボ (第47号 2002.10.1発行号より) |
かねがねトム・ソーヤーの冒険の中にいぼとりのお呪い(おまじない)があるということを聞いてはいましたが、
この度その原文に初めてお目にかかれました。
日本には「いぼいぼ飛んでけ。いぼいぼ飛んでけ」のお呪いがありますが同じようなお呪いがアメリカにもあったことを知って嬉しくなりました。
日本のいぼ神様も溜まった雨水をつけてイボをとるケースがもっとも多いようですが、
海を隔てたアメリカでも同じような発想があることを知って同じ人間であることを実感しました。
中でも私達の訪れた沼津市原の千本松原にあったいぼ神様は古い松の巨木の窪みに溜まった水をつけるいぼ神様で、まさにトム・ソーヤーのいぼ取りの日本版でした。
◆今回は愛知県のいぼとり神様をご紹介します。

詳しくは、http://hiramatu-hifuka.com/iboibo/ibozen1.html
・・・次回へ続く・・
(当時の文章そのままに掲載しました) |
| ページの先頭に戻る |
| 第3回 |
| いぼとりさん考察 (第46号 2002.7.1発行号より) |
どんな方法でも心にインパクトを与えて免疫系に影響を与え、イボウィルスに対する免疫を作らせれば医学的には大成功です。
私が訪問したいぼとり神様・仏様の伝統的な暗示テクニックを分類してみました。
大きく分けて3つのパターンがあります。
《何かをイボにつけて祈る場合》
@ 天水(雨水をつける)・・・衛生管理の立場から世話をされる方が水道水を供えているところが多い。
A 湧き水をつける。
B 御手洗の神水をつける。
C 塩をつける。砂をつける。
D 線香の灰をつける。
《何かでイボをこすって祈る場合》
@ 石でこする。
A つげ櫛でこする。
B 植物の葉でこする。
《とにかく祈ることが中心》
@ 木に祈る。・・・槙の木、うつぎの木
A 石に祈る。
B 祈る。・・・もみ殻・大豆の数珠を供えて祈る。
静かに心で祈る。
C その他変わった祈り方。・・・
首無し地蔵の首
を載せて祈る。観音の額に手を当てて祈る。
地蔵さんの左手のいぼに触れて祈る。道祖神を
縄で縛って道祖神を脅かす。
取材したいぼとり神様・仏様のいずれにもいぼが
落ちた経験者が多くいました。
改めてウィルス
性疣贅には神様・仏様の力を借りた暗示療法の
併用の必要性を実感しました。
◆今回は山梨県のいぼとり神様をご紹介します。

詳しくは、http://hiramatu-hifuka.com/iboibo/ibozen1.html
・・・次回へ続く・・
(当時の文章そのままに掲載しました) |
| ページの先頭に戻る |
| 第2回 |
| いぼ治療に思う (第45号 2002.4.1発行号より) |
最近の医療は薬物の薬理効果と外科的技術のみに頼りすぎているのではないかと思います。
心の面からの治療も重視して治ろうとする気持ちを強く持たせることが必要なのではないでしょうか。
特に免疫系の関与する病気とホルモン系の関与する病気では心を前向きにさせることが必要と考えます。
特にウィルス性イボすなわち尋常性疣贅(ジンジョウセイユウゼイ)には心の面からの治療が大切です。
心の面からの治療とは具体的には暗示療法とイノリということになります。
特に暗示に反応しやすい子供にはイボ消えろとおまじないをさせるようにしています。
最近経験した心の力の必要を強く感じさせてくれたドラマチックなケースです。
6歳の女の子が左足のうらにイボ(尋常性疣贅)が多発し
1ヶ月後に神奈川県川崎市内の医療機関を受診しました。
その医療機関で液体窒素によるイボ冷凍凝固法を3ヶ月間に合計12回してもらいました。
その約1週間後にイボは全く取れていない状態で私の医院を受診されました。
翌日からブラジルのサンパウロに行くとのことで、お父さんに治療法を教えました。
そして「真面目に私の教えどうりにやれば必ずイボが取れますから、取れたらメールを下さい」と約束しました。
治療法は就寝前にスピール膏をはって、朝にグリチルレチン酸の軟膏をつけ、
子供には「イボイボ無くなれ」のおまじないをさせることにしました。
そしてグリチルレチン酸軟膏5gチューブ2本、スピール膏10枚を投薬しました。
グリチルレチン酸の軟膏はイボが治ったとの報告があるものの湿疹の市販薬に頻繁に使われている薬です。
それから1ヵ月後にサンパウロから「1週間前にイボがとれました」という
お父さんの喜びのEメールを受け取りました。
3ヶ月合計12回のいぼ冷凍凝固法にびくともしなかったイボがなんと3週間で落ちたのです。
このケースは第67回日本皮膚科学会静岡地方会の一般講演で発表しています。
◆今回は静岡市内のいぼとり神様をご紹介します。
近距離ですのでウィルス性イボができたらぜひ拝んでみてください

詳しくは、http://hiramatu-hifuka.com/iboibo/siraisi.html
・・・次回へ続く・・
(当時の文章そのままに掲載しました) |
| ページの先頭に戻る |
| 第1回 |
| はじめに (第44号 2002.1.1発行号より) |
ウィルス性いぼは自然治癒したりいぼ地蔵でおちることは昔から言われており、
実際に経験者がけっこうおります。
これは脳(こころ)が関与しての暗示療法のひとつと考えてよいのではないでしょうか。
近頃は精神神経内分泌免疫学が発達してきて免疫系から脳(こころ)の影響、脳(こころ)から免疫系への影響が解明されつつあります。
自然治癒はいぼウィルス侵入による何らかのサインが脳(こころ)に送りその結果いぼウィルスに対する免疫が成立していぼが治癒したものと考えられます。
またオマジナイとかいぼ地蔵によるお祈りでいぼが治癒する場合がありますがこれは脳(こころ)からのサインがいぼウィルスに対する免疫を成立させて治癒したものと考えられます。
医療行為に際して殆ど効果のない薬(プラセボ)でいぼが治癒することがありますが同様のメカニズムだと思います。
極端な言い方をすればウィルス性いぼの治療に関しては医療行為全てに暗示効果が関与しているのかもしれません。
皮膚科で治療を長期間続けていても治ってくれないケースが時々あります。
こんな場合は皮膚科でのいぼ治療に加えいぼ神様・仏様の力を借りた暗示療法を併用すれば治療期間を短く出来るのではないかと思います。
なお医学的には暗示療法で治癒するいぼはウィルス性いぼだけです。
いぼ神様・仏様の力をお借り出来るのは皮膚科専門医によってウィルス性いぼであることを確定している場合に限ります。
以前読んだ本にいぼとり神様・仏様のリストがあったことを覚えていて、各地に取材しようと思い立ちました。
医学は進歩しましたが、心のケアは少なくなったように思います。
ウィルス性いぼが出来たら治療と共に「いぼが取れますように」と祈ってみませんか。
2001年10月10日現在で訪問取材したいぼとり神様・仏様は54ヶ所になりました。
その内訳は、現在住んでいる静岡県が中心で23ヶ所、東京都が7ヶ所、神奈川県が9ヶ所、埼玉県が2ヶ所、山梨県が7ヶ所、愛知県が6ヶ所です。
その内のいくつかを数回に分けてご紹介致します。
今回はINAXの本拠地、愛知県常滑市の宝全寺です。

詳しくは、http://hiramatu-hifuka.com/iboibo/tokonam2.html
・・・次回へ続く・・
(当時の文章そのままに掲載しました) |
| ページの先頭に戻る |
| エルのページへ戻る |